最低限の食事マナー

先日、夫婦でよく行くフレンチレストランで食事をしました。お料理だけでなく、ワインなどもリーズナブルな料金なので、お気に入りのお店です。フランスで長年修行をされたシェフも、とても気さくな方で、肩肘張らずに食事ができるビストロタイプの人気店です。
我が家の隣の席に、お若いカップルがいらしたのですが、お肉の焼き方が気に入らなかったのでしょうか、大声でスタッフの方に、シェフを呼ぶようにと、少々険悪なムードになりました。どうやら、お隣のカップルは、フランス料理に詳しい方のようで、焼き方とお肉の処理が気に入らなかったようです。
シェフは丁重にお詫びをして、作り直しをして、自らお料理を再度運んでいらっしゃいました。その際のカップルの様子は、あまり気持ちの良いものではありませんでした。もちろん、店主とお客様の立場ですから、お客様のリクエストにこたえることは、当然の事なのですが、”気持ちよく食事を楽しむこと”は、最低限の食事マナーだと思います。誠意を持ってお詫びしているシェフに対して、非常に失礼な態度をされている様子に、他のお客さん達も良い気分ではありませんでした。
結局、そのカップルは、デザートを前にして、文句を言いつつ帰ってしまいました。同じお肉を頂いていたお客さんたちは、口々に、シェフに「このお肉料理は本当に美味しい」とお伝えするしかありませんでしたが、シェフが笑顔でこたえてくださることがうれしかったですね。
フランス料理といっても、カジュアルなビストロタイプのお店では、堅苦しい食事マナーなどは、まったく必要ないと思います。それでも、みんなでお食事を楽しむことは、最低限の食事マナーだと痛感いたしました。反面教師として、肝に銘じておきたいですね。

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